さくら咲く。

今年もニセコに桜の花が咲いてくれました。

 

毎年春になると桜が咲いて、散って・・・

そのことを何の疑問を思わずに当たり前のことのように

ずっと感じていたけれど、今年はそのことを奇跡のようにも

感じています。

 

 

ちょうど1年前の今頃は、余命2ヶ月と宣告を受けた父のことを思い、

今すぐにでも父のところへ飛んで行きたいと願いながら、ちょうど

新しく始めたバイトをし、父のために何か効果的な治療法がないかと

パソコンに向かう日々でした・・・

 

入院先の父を見舞った時、外の風にあたり、桜を見て少しでも

生きる力を感じてもらえたらと誘ってみるも、断られ。

 

 

連休のバイトが終わってすぐ、実家に向かい、実家と父の入院する病院へ

母を連れて毎日通い、自宅に猫のにーさんたちに留守番をしてもらい、

 

友人に朝晩見に行ってもらっていたため1週間ほどでまた自宅に戻り・・・

 

 

駆け抜けた5月・・・

 

 

 

今年、桜の季節が来ても、もう父はいないけれど

それでもまた季節が巡って、春が来て、たくさんの人たちが

桜の木の下で見上げている桜の花に、今日を生きる力を

与えられているのかもしれません。